in the twilight of Asia
 
 
第 五 日 目 <マンダレー → バガン>

今日はバガンへの移動日。朝8:00にバスターミナルへ行き、9時のバスでバガンへ、と思ったが、ミニバスデハナイカーーー。めちゃくちゃ狭ーーーい。隣のおっちゃんと肩を並べて座れない。通路にも長椅子を出して人を詰め込む。外国人は優先して良い席に座れるが(これはバス料金にも外国人料金がついているからだが)、本当に疲れる。とても眠れない、、。こんなバスに8時間!揺られ、なんとか予定通りバガンの玄関口、二ャンウーへ到着。でも、、バスの途中の風景は絶品! 天気が良い事と、空気が澄んでいるので、丘の上を走っていると本当に地平線まで見渡す事が出来る。すばらしーの一言だ。

今日は事前に調べていたLucky Seven Guest House($1)に泊まる。宿に着いて一休みした後、近いと言われたシュエズィーゴン・パヤーまで歩いて見る事にする。とても遠い。1、5キロはあるかなー。何も無い通りを歩いていると。急ににぎわった場所へ出た。今日から一週間、フルムーンフェスティバルというのがここであり、ミャンマー中から人が集まって賑わうそうだ。シュエズィーゴン・パヤーの参道を見つけ、中へ入っていくとちょうど夕暮れ時で、黄金のパヤーが夕暮れにとても生える。夕日もくれたのちょっとぶらぶらして帰ったが、、、。

第 六 日 目 <パガン(ニャンウー、オールドパガン)>

昨夜からウルサカッタのだが、同じ宿に泊まっているらしいミャンマー人が朝の5時から大声でしゃべっていて、とてもウルサイ。せめて普通に会話してほしい。今日は9時から自転車で市内観光。ニャンウーからオールドパガンまでは結構距離(5キロぐらい)があり、暑さも手伝いもうヘロヘロ。でもアーナンダー・パヤーを始めとした数々のパヤー群は手入れも行き届いており、素晴らしいの一言! いずれも1975年の大地震でかなりダメージを受けたと聞いたが、ユニセフの協力を得て、主なものは完全に修復されていた。今も昔と変わらぬたたずまいを見せている。都市 としてはもう完全に過去の遺物となってしまっていたが、今でもミャンマー人の信仰 の対象として多くの人々を呼び寄せている。

昼頃、ミングアラジジュディ・パヤーと言うのに登った。このパヤーは中腹まで登る事が出来(多くのパヤーはその保存のため、上にはのぼることはできない。)、オー ルドパガンのパヤー群を一望する事が出来た。ここで休憩を兼ねて、溜まっていた日記を書いた。また夕方出直し、夕暮れを、パヤーに登って見た。河の向こうに沈む夕日と満月のコントラスト、そこに浮かび上がるパヤー群は時の経つのを忘れさせるほど美しいーーーー。

アジアの黄昏と言うのは、この時見た風景の私の素直な気持ちです。東南アジアも喜ばしいことではありますが、文明が発達し、その弊害で自然が失われて居るのが現状です。しかしここ、ミャンマーにはそんな失われた自然、風景がまだ残っている。黄昏時の夕日に浮き上がる風景。この風景は、もう他のアジアではめったに見られない、とても貴重なものに感じたのです。そういった素直な気持ちをこの言葉に込めました。

なんと本日はフルムーンフェスティバルと言う事で、シェーズィーゴン・パヤーへ夜出かけてみた。すごい賑わっている。早速そこらへんの店で夕飯を食おうとして、メニューを見たら結構高いので止めようと思ったら、なんと飯をディスカウントできて、最初の金額の半額になった。この国には、定価というものが存在しないのだろうか、、、もしくは外国人には何でも吹っかけて来るだけなのだろうか? 夜が更けてから、シェーズイーゴン・パヤーの中でミャンマーの独特の演奏会が開かれていて、これを聞きながら、しばし休憩。女性のボーカルと男性の管楽器の演奏。満月と相成って、これが夜聞くと非常に良い雰囲気を醸し出していたりする。

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